【キャラクター紹介後半】




『プリティー』(プレイヤーS:SEGA)
種族:人間  性別:女  年齢:9 身長:127cm 体重:27kg 髪の色:紅 瞳の色:暗赤
クラス(職業):エレメンタラー(精霊術士)  レベル:1
【筋力1】【生命力2】【器用度3】【敏捷度3】【知力5】【精神力8】
最大HP(ヒットポイント):13 最大MP(メンタルポイント):47
武器:なし(素手) 攻撃基本値:4 射撃基本値:不可 ダメージ:D6+2 特殊能力:なし
盾:なし  回避基本値:6
鎧:ダブレット  アーマバリュー:2
戦闘技能:《極限詠唱》《機動詠唱》
一般技能:《術式防御》《瞬き転移》《霊獣調伏》
習得魔法系統:精霊魔法(炎属性:破壊特化) 呪文レベル:6 熟練度:4 魔力:9

コメント:プリティーはレベル1の炎系精霊術士。パーティーの影の支配者。紅蓮の幼女。
 年齢によるマイナス修正(ペナルティー)として、筋力と生命力に−3、器用度と敏捷度に−2、知力と精神力に−1の修正をくらっているため、基本能力値は低い。が、しかし、能力値とはまったく別のところで彼女の恐ろしさは存在する。9歳のかわいい少女という設定を十二分に活かした彼女の立ち居振る舞い、人心篭絡術は芸術の域にまで達した詐欺であり、有象無象の善人を手玉に取る手練手管は群を抜いている。
 外は真っ白、腹の中は真っ黒というお饅頭のようなキャラクターだが、誰もその腹の中は読みきれない深淵となっている。
 敵対する者は破壊力抜群の火炎系精霊魔法で消し炭にする。精霊魔法が天敵とする、相性の悪い純粋魔法使いがパーティーにいないため、彼女の暴走は味方であっても止めることはできない。
 金と愛嬌と強力な攻撃呪文でパーティーを掌握し、あらゆる危機に対しては保護者であるウリ・ローを盾にして瞬時に逃げ隠れる。
 口癖は「助けてウリ・ロー兄さん!」「ちょろいもんだわ」「みんなーこのヒト変態よー」など。
 彼女の極悪な性格が認知されていない世間では、「薄幸の美少女」で通っている。
 GM泣かせのキャラクター筆頭。強力な遠距離砲台としてのユニットの優秀さと共に、そのイノセントな破壊行動により何度かシナリオが大きく本筋からそれることあり。
 そして何よりも恐ろしいのは、彼女の本質は「物事の限度を知っている」ことにあるのである。
 マイナス1の修正を受けながらもレベル1で精神力8(魔力9)、最大MP47を誇る天性の精霊使い。基本能力値決定時に脅威のダイス目爆発をみせる。反面、肉体は9歳の少女であるため、筋力も低く装備は貧弱で、物理攻撃に対しては悲しいほどに打たれ弱い。というか、パーティー内のほぼ誰に攻撃されても、攻撃が命中してしまえばかなり高い確率で戦闘不能、相手がウリ・ローやフェーンならほぼ間違いなく一撃死である。
 しかし装備できるアイテムが少ないということは、それだけお金がかからないということであり、余った所持金を他のキャラクターにばら撒くことで貸しを作り、女王様となる。
 プレイヤーはSEGA。よりにもよって9歳のキャラをつくった確信犯。社交的で友人も多く、仕事に趣味に恋愛にと日々走り回っている、みんなの憧れ? 毎月「ねるとん」出席に余念が無い。
 GMだけでなく他のプレイヤーの誰もが、この色物キャラは間違いなく早々に死ぬであろうことを確信していたが、他キャラを魅了して自主的に自らの盾となるよう調教するという奥義をくりだし、たくましく生き残っていくのであった。



『ピエロ』(プレイヤーM:紫さん)
種族:人間  性別:男  年齢:31 身長:170cm 体重:65kg 髪の色:黒 瞳の色:黒
クラス(職業):スカウト(斥候)  レベル:1
【筋力3】【生命力6】【器用度6】【敏捷度6】【知力3】【精神力4】
最大HP(ヒットポイント):32 最大MP(メンタルポイント):22
武器:マン・ゴーシュ(短剣) 攻撃基本値:8 射撃基本値:不可 ダメージ:2D6+8 特殊能力:回避+1
盾:バックラー  回避基本値:9
鎧:ピエロの服(クロースアーマ扱い)  アーマバリュー:2
戦闘技能:《背面強襲》《▲重量装備制限》
一般技能:《危険感知》《表社会知識》《裏社会知識》《屋内斥候》《屋外斥候》
習得魔法系統:なし
コメント:ピエロはレベル1の斥候。パーティー唯一の三十路の男として燻し銀の渋さを醸し出す……わけなどなく、なにやら怪しげなピエロの衣装を身にまとったどこからどう見ても変態オヤジ。盗賊的な隠密機動能力に長けた能力にもかかわらず、その目立ちまくりの外見はよいの?? と誰もが疑問に思うが、本人曰く発想の転換らしい。
 盗賊行為は一切行わない人物で、普段は街中で人通りの多い公園に立ち、横笛を演奏しながら曲芸を披露し、細々と路銀を稼いでいる。……というか半分浮浪者? なのではなかろうかこの人。所属していた芸人一座が解散し、ほそぼそと一人チンドン屋として活動していたが、昔とった杵柄でふと、冒険者稼業への復帰を思い立ち、ひょんな縁からウリ・ロー一行に加わる。
 ピエロ自身は、鎧をガツガツ着込み、物騒な得物を手にしたパーティーの中で、滑稽なピエロの格好をした自分がいることに何の違和感も抱いていない。
 三十路男にもかかわらず、世間からは9歳のプリティーと同格視されており、ピエロ本人もプリティーに対抗心を燃やしている。しかし時間の経過と共に、ピエロはプリティーの同格どころか、彼女に餌付けされ下僕と化していくのであった。
 能力的には平均的なスカウトであり、見た目以外は可もなく不可もない。筋力は低いが生命力が高く、実はカリスについでパーティーで二番目に最大HP(ヒットポイント)が高い。しかし装甲は紙に近いほど脆いので打たれ弱い。とにかく敵の物理攻撃は避けるのです! が信条だが彼もあまりダイス目が良くない。
 見た目とは裏腹に、性格は極めて真面目で、常識人。ウリ・ローと共に、パーティーの良心を担当する。実は優秀な営業マンでもあるが、絶対に見た目で損をしている。しかし彼はその奇抜なファッションを頑なに守り続け、進化させていくのである。
 プレイヤーは紫さん。作曲とゲームデザインに秀でるクリエイター的人物。テーブルトーク暦は浅いが、色物キャラを扱わせれば天下無双。



『フェーン』(プレイヤーT:助っ人TOMO)
種族:人間  性別:男  年齢:20 身長:177cm 体重:75kg 髪の色:黒 瞳の色:黒
クラス(職業):フェンサー(剣士)  レベル:1
【筋力7】【生命力4】【器用度6】【敏捷度6】【知力4】【精神力3】
最大HP(ヒットポイント):25 最大MP(メンタルポイント):19
武器:サーベル(曲刀) 攻撃基本値:7 射撃基本値:不可 ダメージ:3D6+10 特殊能力:なし
盾:なし  回避基本値:7
鎧:ハードレザーアーマ  アーマバリュー:D6+2
戦闘技能:《武器受け》《切り返し》《前面乱撃》
一般技能:《危険感知》
習得魔法系統:なし
コメント:フェーンはレベル1の剣士。優秀な能力値で前衛の主戦力を担う。攻撃力に特化した剣士っぽい剣士。しかし武器は所持金が少なかったためにサーベルどまり。うっとりと武器表を眺めては、「グランドシャムシール(大型の曲刀。剣士が装備するとクリティカルしやすく強力な武器)買いてー」と乙女のようにつぶやく危ない男。
 このパーティーは前衛の肉弾系ユニットが多く、いずれも能力的には優秀。6人パーティーで魔術士がおらず、剣士二人はバランスが悪いかなとも思ったが、プレイヤーの希望もあり、まあこれもありかなと。
 剣を振ることに無上の喜びを感じている。ケケケと笑う。実は、剣を振るう対象が、クリーチャーであるか人間であるか、敵であるか味方であるかというのは、フェーンにとっては些細な問題でしかない様子。
 三度のメシより戦闘が大好きで、戦闘が始まらずに長時間が経過すると禁断症状が出る。
 とにかく黒い。内面も黒いが、外面もばっちり黒い。こんな奴に因縁をつけられたらマジでびびる。
 プレイヤーは助っ人TOMO。ベテランプレイヤーだがロールプレイは否定派。口数はけして少ないわけではないのだが、ゲーム中の話の流れとは関係ないことを多く発言しているので、なかなかリプレイでは発言を拾いにくい。ダイス目が異常に走る(期待値を上回る出目が続く)、賽振りの達人。
 昔、「6面体サイコロの1の目の凹みに器用にハンダを流し込み、6しか出ないサイコロを作った」という伝説を持つ。ケケケ。もちろん「10しかでない10面体サイコロ」も実在する、らしい。
 プレイヤーとしてはわりと寡黙。毎日仕事が忙しいとのこと。


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